アポロ船長の「月の袋」、2億円で落札 2年で価値1800倍

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アポロ計画で月の石を持ち帰るのに使った袋が2億円で落札された

アポロ計画で月の石を持ち帰るのに使った袋が2億円で落札された

ロンドン(CNNMoney) 人類初の月面着陸を果たした米宇宙船アポロ11号のニール・アームストロング船長が、月の砂や石を持ち帰るのに使った袋がこのほど、ニューヨークでオークションにかけられ、180万ドル(約2億円)で落札された。

希望落札価格の200~400万ドルを下回ったものの、これは収集家のナンシー・カールソンさんが2年前、オンライン・オークションで支払った額の1800倍以上に相当する。

袋は当時、詐欺や横領で有罪となった宇宙博物館館長のガレージから連邦保安局(USMS)が押収し、その歴史的価値に気付かないままオークションに出品。カールソンさんが995ドルで落札していた。

カールソンさんがこの袋を航空宇宙局(NASA)へ送ったところ、アームストロング船長が使った袋で、中に月の砂が残っていることが確認された。

NASAは袋が個人収集家の手に渡ることは望ましくないと主張したが、連邦地裁は「アポロ11号で使われた袋だったとは、米政府も含めだれも認識していなかった」と指摘。カールソンさんが合法的に落札したと判断し、NASAに返却を命じていた。

アームストロング船長は1969年、人類初の月面歩行で月の砂約500グラムと12個の石を採取し、地球に持ち帰った。

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