米シャトル「アトランティス」、巨大展示場の建設進む 来夏公開へ

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シートに覆われた「アトランティス」、建設中の展示場から中継

(CNN) 現役を引退した米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「アトランティス」の一般公開に向け、フロリダ州のケネディ宇宙センターで展示場建設などの作業が着々と進んでいる。

アトランティスは2011年7月21日に宇宙から帰還し、NASAのスペースシャトル計画の最後を飾った。今年11月にケネディ宇宙センターに到着し、展示場の建設が進むビジターセンターに搬入。現在は建設現場の真っただ中にあり、ほこりやちりから機体を守るためにシートで覆われている。

プロジェクト責任者のティム・マーシー氏は「徹底して安全を期したい」と気を引き締める。機体の上に物が落下するのを防ぐため、天井部での作業の95%はアトランティスの搬入前に済ませたという。

翼幅約24メートルの機体周辺には観覧デッキなどを設置し、双方向性を重視した展示を準備。来場者に宇宙飛行士になった気分でアトランティスを見てもらおうと、背景の大きな壁には宇宙から見た地球の姿を映し出す。

アトランティスに触れることは許可しない方針だが、トイレや居住区は取り出して機体とは別に展示し、来場者が触れられるようにする。

アトランティスの展示場面積は約8400平方メートル、総工費は1億ドル(約86億円)。2013年7月に一般公開を予定している。

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