女性に「セックス・スト」促す、デモ参加者の拘束に抗議 トーゴ

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「セックス・スト」を呼びかけるアメガンビ党首

「セックス・スト」を呼びかけるアメガンビ党首

トーゴ・ロメ(CNN) 西アフリカのトーゴで選挙を前に拘束された抗議デモ参加者の解放を促すため、野党の女性指導者が女性たちに対し、セックス拒否のストライキに突入するよう呼びかけた。

同国では野党支持者らが新しい選挙制度改革をめぐり、10月の議会選を控えて与党に有利な改革が行われたと主張、改正選挙法の撤回を求めて首都ロメで1週間にわたるデモを展開していた。人権団体によると、デモ隊と治安部隊の衝突で約120人が警察に拘束されたという。

一方、政府はこのうち8人を除く全員を釈放したと説明。引き続き拘束されているのは刃物を所持していた人物のみだとしている。

デモは25日も続き、野党「トーゴ救済党」のイザベル・アメガンビ党首は「拘束された兄弟や夫たちを解放させるため、1週間のセックス拒否ストライキに突入して断食と祈りを行うよう、全女性に呼びかける」と述べ、27日から9月1日までのスト決行を促した。

この戦術は、ノーベル賞を受賞した西アフリカ・リベリアのエレン・ジョンソン・サーリーフ大統領が2003年、自国の女性たちに対して平和を願うセックス拒否のストを呼びかけたことに習ったという。

セックス拒否の戦術はこれまでにも各国で採用されている。

09年にはケニアの女性たちが連立政権内の争いをやめさせ、フィリピンのミンダナオ島では昨年、争いをやめると約束するまでセックスには応じないと宣言した女性たちの戦術が奏功し、戦闘終結に結びついた。

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