女性のほうが倫理的? 性差が及ぼす仕事への影響は

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女性に求める「イメージ」が出世の妨げにも

女性に求める「イメージ」が出世の妨げにも

仕事における男女間の倫理観の差については不明な点も残るが、仕事上における振る舞い方や態度において、出世のスピードに性別が影響しそうな要素は他にもある。

職場における男女差についての著書もある米投資会社ローズ・パーク・アドバイザーズの共同創立者ホイットニー・ジョンソン氏は、最初から女性には交渉の場などで「譲歩」や「優しさ」が求められる事が多く、これが出世を妨げると指摘する。

さらにジョンソン氏によれば、女性は起業して出資を受けた場合には、出資分を損はさせられないと考えがちで、ほとんどの男性も、女性がそう考えることを当然視するという。

ジョンソン氏はまた、女性は「お返し」をすることを期待されているが、男性はそうではないなど、仕事場での人間関係で期待されていることが異なっている場合があるとも付け加えた。

このような考え方や行動パターンが根深く浸透しているため、女性は仕事上、損をしているのかもしれないが、ジョンソン氏によれば、このような女性の特性は、会社などにおける倫理規範を高めるためには望ましいものだ。

「荒っぽい男性が力を発揮しているような職場に女性的な特質を持ち込むことが、倫理面での向上には欠かせないというのが衆目の一致するところだ」とジョンソン氏は語る。

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