中国の対ロ貿易、1~5月は前年同期比4割増 中国税関総署

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中国の習近平(シーチンピン)国家主席(右)とロシアのプーチン大統領=2019年11月、ブラジル・ブラジリア/Mikhail Svetlov/Getty Images/FILE

中国の習近平(シーチンピン)国家主席(右)とロシアのプーチン大統領=2019年11月、ブラジル・ブラジリア/Mikhail Svetlov/Getty Images/FILE

(CNN) 2023年1~5月のロシアと中国の二国間貿易が総額938億ドル(約13兆1200億円)に上り、前年同期比で40.7%増加したことが分かった。中国税関総署が7日発表したデータから明らかになった。

今年1月以降の中国の対ロ輸出額が429億6000万ドルに達し、前年同期比75.6%増となったことも判明。貿易総額と輸出総額はロシアのウクライナ侵攻以降で最大の伸びを示しており、ロシアは中国の貿易相手国の中で最も早いペースで取引が拡大しつつある。

ロシアはウクライナ侵攻以降、欧米諸国から前例のない制裁を科され、世界経済の大部分から締め出されてきた。

ただ、中国はロシアとの友情には「限界がない」と宣言し、ロシアに経済的な生命線を提供。世界の金融システムから排除された影響を和らげている。

中国とロシア以外の国や地域との貿易はおおむね、昨年に比べ減少した。特に台湾や韓国、ニュージーランド、米国の減少幅が大きく、台湾との貿易は25%超、米国との貿易も12.3%減少した。

ロシアのミシュスチン首相は先月、中ロ間の今年の貿易額が2000億ドルを超えるとの見通しを示していた。

ロイター通信によると、中国の李強(リーチアン)首相は先月北京でミシュスチン氏と会談した際、中国は多様な分野でロシアとの実務協力を促進し、それを「新たな水準」に引き上げる意欲があると述べたという。

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