アクセンチュア、世界で従業員1万9000人削減へ

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米コンサルティング大手アクセンチュアが全世界で従業員1万9000人を削減する/Tada Images/Adobe Stock

米コンサルティング大手アクセンチュアが全世界で従業員1万9000人を削減する/Tada Images/Adobe Stock

ロンドン(CNN) 米コンサルティング大手アクセンチュアが、全世界で従業員1万9000人を削減する計画を明らかにした。経済の展望が悲観的なものとなる中、コスト削減に乗り出す。

同社は23日、12億ドルを退職金に投じ、従業員の2.5%を向こう1年半で削減すると発表。オフィスの集約のため、さらに3億ドルを支出するとした。

削減対象となる職種の大半は、事務管理部門だという。

アクセンチュアが世界に抱える従業員の数は73万8000人。米証券取引委員会(SEC)に提出した最近の四半期報告書では雇用を継続するとしていたものの、既に業務の効率化や非収益部門の変革に着手したと説明。コスト削減に取り組んでいることを明らかにしていた。

アクセンチュアは今会計年度の収益成長率見通しを、以前の8~11%から8~10%に下方修正している。

同社の競合もコスト圧縮に動いている。KPMGは先月、社内メモで米国内の従業員の2%近くを削減すると発表。顧客の需要の縮小を見越した措置だとした。英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。

マッキンゼーもコンサルティング以外の業務に就くスタッフ最大2000人を削減する可能性があるという。実現すれば同社にとって過去最大規模の人員削減になる。ブルームバーグ通信が先月報じた。

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