「スイスチョコ」と呼べなくなったトブラローネ、マッターホルンのマークも使えず

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マッターホルンをあしらったトブラローネのパッケージデザインが変更になるという/Dado Ruvic/Illustration/Reuters

マッターホルンをあしらったトブラローネのパッケージデザインが変更になるという/Dado Ruvic/Illustration/Reuters

ロンドン(CNN) 世界100カ国あまりでスイスチョコレートとして親しまれてきた「トブラローネ」のパッケージから、「スイス製」の表示とシンボルだったマッターホルン山のマークが消える。

トブラローネはハチミツとアーモンドヌガーが入った山の形のチョコレート菓子。メーカーの米食品大手モンデリーズが製造拠点の一部をスロバキアの首都ブラチスラバに移すことを決めたため、パッケージの変更が必要になった。

モンデリーズの広報は「製造拠点の変更に伴い、スイスの法律に従ってパッケージを変更する必要がある」と述べ、スイス製という表示をやめて「スイスで設立」という表示に変更したことを明らかにした。

スイスは2017年に制定された法律に基づき、「スイス性」の基準を満たさない製品にスイスの国家シンボルや国旗のマークをあしらうことを禁じている。

製品に「スイス製」と表示するためには、原材料の80%をスイスで調達し、牛乳や乳製品は100%スイス産を使う必要がある。カカオなどスイスで調達できない天然物を除き、主な加工もスイス国内で行わなければならない。

広報によると、新しいパッケージには、トブラローネの新しい書体とロゴ、および1908年にいとこと共にトブラローネを考案したテオドール・トブラーの署名が入る。

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