米FRB、政策金利を0.25%引き上げ インフレとの戦いに進展か

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連邦準備制度理事会の記者会見で発言するパウエル議長=1日、米ワシントンDC/Saul Loeb/AFP/Getty Images

連邦準備制度理事会の記者会見で発言するパウエル議長=1日、米ワシントンDC/Saul Loeb/AFP/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米連邦準備制度理事会(FRB)は1日、政策金利の0.25%の引き上げを全会一致で決めた。利上げ幅の縮小は、FRBがインフレとの激しい戦いに進展がみられていると考えていることの証しといえる。

今年最初の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げが決定された。FRBは何カ月にもわたり景気を抑えようと大幅な利上げを行っていたが、今回の決定によって、より伝統的な金利政策に回帰する姿勢が示された。

前回のFOMCは昨年12月に開催されたが、それ以降、二つの景気動向が、景気を冷やして物価上昇を抑えるというFRBの任務が機能していることを示している。賃金の上昇とインフレに関する直近のデータは前向きな材料であり、経済成長が重要となりつつある。

新型コロナウイルスの流行時に消費者が買い込んだ多くの品々の価格は下がり始め、需要はサービスへと移っている。燃料価格は下落し、住宅市場も減速している。

FRB当局者は1日の声明でこうした傾向に触れ、インフレはある程度鈍化したものの、依然として高止まりしていると指摘した。

FRBのパウエル議長は会合後の記者会見で、インフレとの戦いにはまだ長い道のりが待ち受けているものの、正しい方向に向かっているとの認識を示した。

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