米ガソリン価格、1ガロン5ドル下回る 最高値から下落

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給油のためにガソリンスタンドに並ぶ車=17日、米フロリダ州マイアミ/Marta Lavandier/AP

給油のためにガソリンスタンドに並ぶ車=17日、米フロリダ州マイアミ/Marta Lavandier/AP

ニューヨーク(CNN Business) 全米自動車協会(AAA)によると、19日の米国の無鉛ガソリン平均価格は1ガロン(約3.8リットル)当たり4.98ドル(約670円)と、前日の同4.99ドルに続き5ドルの大台を下回った。

ガソリン価格は18日までの1週間を5ドル以上で推移した。14日に過去最高値の5.02ドルを記録した後は毎日徐々に下落していた。

ただ、価格下落は一時的なものになりそうだ。まもなく多くの学校が夏休み入りし、夏の旅行シーズンが到来すれば、ガソリン需要は上昇し価格も上向く。AAA向けにガソリン価格を追跡している石油価格情報サービス(OPIS)の専門家は、夏のうちに6ドルに達する可能性があると語る。

OPISのデータによると、AAAの調査対象となるガソリンスタンド13万カ所のうち3分の1近くはレギュラーガソリンを5ドル超で販売している。地域別では、17州と首都ワシントンでは平均価格が5ドル以上で、最も高いカリフォルニア州では平均6.40ドルとなっている。

ガソリンや石油の価格は家計予算の大きな制約となっている。標準的な家庭では1カ月で約90ガロンのガソリンを消費するが、昨年に比べ平均1ガロン当たり1.91ドルの値上がりで費用は月172ドル(約2万3000円)以上増える。

ガソリン価格の高騰で消費者が他の小売り消費を控えざるを得ない兆候が見えており、経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性に懸念が示されている。

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