UAE、1週間の労働日を月曜から金曜に変更 国際市場に合わせる

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ドバイの金融センターの街並み/Christopher Pike/Bloomberg/Getty Images

ドバイの金融センターの街並み/Christopher Pike/Bloomberg/Getty Images

アブダビ/ロンドン(CNN Business) アラブ首長国連邦(UAE)とその国際金融ハブであるドバイは、現在日曜から木曜までの5日間としている1週間の労働日を月曜から金曜正午までの4.5日間に変更する方針を明らかにした。世界的なビジネスを行いやすくするための施策だという。

湾岸諸国で初めてとなる労働日の変更は来年1月1日から発効。政府職員と学校が対象となる予定だ。政府は声明で、「ビジネスの継続性の獲得に寄与する。世界の経済並びに銀行取引と連携できる」と、変更の意義を強調した。

UAEはイスラム教徒が人口の大多数を占める。金曜正午を終業時間とすることで、人々は礼拝に参加することができる。金曜日はイスラム教徒にとって1週間で最も聖なる日とされる。

1月以降、金曜日の礼拝は現在より約1時間遅い午後1時15分から始まる予定。

公的部門の従業員も金曜日は在宅勤務を実施するなど、より柔軟に働けるようになると政府は説明している。

政府の人的資源関連の統括責任者は、民間企業も自社の事業にとって最適と思える曜日を週末に選ぶことができると述べた。その場合、従業員に対し1日以上の休日を与えるのが条件になるという。

イスラム教徒の人口が多いインドネシア、トルコ、モロッコ、マレーシアといった国々では、すでに月曜から金曜を労働日とするスケジュールが採用されている。

ドバイの政府も、UAE全体の意向に従って1週間の労働日を変更すると発表した。

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