マスク氏、サンダース氏に挑発的なツイート 超富裕層への課税めぐり

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米電気自動車テスラを率いるイーロン・マスク氏(左)とバーニー・サンダース上院議員/Getty Images/AP

米電気自動車テスラを率いるイーロン・マスク氏(左)とバーニー・サンダース上院議員/Getty Images/AP

ニューヨーク(CNN) 米電気自動車(EV)大手テスラなどを率いる世界トップの大富豪、イーロン・マスク氏は14日朝、超富裕層の税負担拡大を主張する民主党左派の重鎮バーニー・サンダース上院議員に向けて挑発的なツイートを投稿した。

マスク氏はサンダース氏の主張に対し、「いつも忘れてしまうが、あなたはまだ生きていたのか」とコメント。さらに1時間後、「私にもっと株を売ってほしいのか。はっきりそう言えばいい」と書き込んだ。

サンダース氏はかねて超富裕層への課税を公約に掲げてきた。現在は上院予算委員会を率いる立場から、上位0.1%の富裕層に毎年課税する制度を提案。今後15年間で億万長者の資産を半減させることができ、10年間で約4兆3500億ドルの税収が見込めると主張している。

マスク氏は先週ツイッター上で、自身が保有するテスラ株の10%を売却するべきかと問い掛け、投票を実施した。これに対して回答者の58%が売却に賛成を表明していた。

同氏は先週末までに、総額約69億ドル(約7800億円)相当のテスラ株を売却した。これは同氏が直接保有する株の4%弱に当たる。

売却はツイッターでの投票結果を受けた動きというより、来年8月までに行使期限を迎えるストックオプション(自社株購入権)に課される10億ドル近い税金を支払うため、資金を調達するのが目的だったとみられる。

マスク氏はさらに、カリフォルニア州から最大13.3%に上る所得税の支払いを求められる見通し。同氏は昨年、個人に所得税を課さないテキサス州への移住を発表した。しかし最近のツイートで、仕事の拠点は引き続きカリフォルニア州にあるため、同州に税金を支払うことになるとの認識を示している。

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