米アメリカン航空、週末の数百便を欠航 悪天候と人員不足で

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アメリカン航空は、悪天候と人員不足のため数百便の欠航を余儀なくされた/Patrick T. Fallon/Bloomberg/Getty Images

アメリカン航空は、悪天候と人員不足のため数百便の欠航を余儀なくされた/Patrick T. Fallon/Bloomberg/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米アメリカン航空は今週末、悪天候と人員不足のため数百便の欠航を余儀なくされた。

最大拠点のダラス・フォートワース空港が2日連続で強風に見舞われ、到着便の受け入れが大幅に縮小されたためとしている。悪天候の影響はもうひとつの主要拠点、ノースカロライナ州シャーロットの空港にも及んだ。スタッフの乗務ルートが変則的になり、人員の手配が難しくなったという。

運航情報サイト「フライトアウェア」によると、30日は午後4時の時点で欠航がアメリカン便全体の17%にあたる460便、遅延が同11%にあたる300便近くに上った。

29日も342便が欠航し、遅延は738便と全体の4分の1を占めた。31日についても事前に284便の欠航が決まった。

31日のハロウィーンを含む今週末は、特に多くの旅行客が搭乗を予定していた。ツイッター上では同社に対する苦情の書き込みが相次いだ。

アメリカンに比べて1日あたりの運航本数が少ない格安大手サウスウェスト航空は欠航が86便、遅延は473便だった。サウスウェストも今月前半の連休に、悪天候と人員不足の影響で2000便超が欠航する事態に陥っていた。

航空各社は年末年始の旅行シーズンを前に、新型コロナウイルス感染拡大による需要激減で削減した人員の呼び戻しを急いでいる。アメリカンでは、客室乗務員のうち1800人が週明けから、残りも12月1日までに復帰する見通し。新規採用も強化する方針を示している。

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