米チックフィレイ、ソース不足に直面 提供数を限定

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米ファストフード「チックフィレイ」が、ソースの提供数を限定する/Michael Nagle/Bloomberg/Getty Images

米ファストフード「チックフィレイ」が、ソースの提供数を限定する/Michael Nagle/Bloomberg/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米ファストフードチェーン「チックフィレイ」は12日、在庫数が限られていることを理由に、顧客に提供するナゲットなどのソースの数を限定する方針を明らかにした。

チックフィレイによると、業界全体に波及するサプライチェーン(供給網)の問題により、ソースを含む一部の商品に不足が生じているという。

同社は対応策として、米国内2600店舗の多くで顧客に提供するディップソースの容器を1商品につき一つに限定する方針。

同社は声明で「迅速な問題解決のため鋭意修正中です。お客様にご不便がありましたらお詫びします」としている。

ファストフード店はここ数カ月の労働力不足とサプライチェーン問題の影響を特に大きく受けている。たとえば、ケチャップのミニパックは需要増加を背景に供給がひっ迫。ケチャップメーカーのハインツは最近、生産量を25%増やすと発表した。

また、近年の「フライドチキン戦争」は家禽(かきん)の個体数を圧迫しており、ケンタッキーフライドチキン(KFC)などの主要チェーンが鶏肉に高い値段を払う一方、労働力確保に苦慮する供給業者は需要への対応に苦労している。

幸いなことに、チックフィレイは鶏肉不足には見舞われていないという。

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