米NYの三つ星レストラン、営業再開後はビーガン特化へ

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オーナーシェフのダニエル・フム氏。営業再開後はビーガン(完全菜食主義者)向けの料理に特化する/Lucas Jackson/Reuters

オーナーシェフのダニエル・フム氏。営業再開後はビーガン(完全菜食主義者)向けの料理に特化する/Lucas Jackson/Reuters

(CNN) 新型コロナウイルス対策の規制により休業している米ニューヨークの有名レストラン「イレブン・マディソン・パーク」が、営業再開後はビーガン(完全菜食主義者)向けに特化したメニューへ移行する方針を明らかにした。

同店は6月10日から店内での飲食を再開する予定。オーナーシェフのダニエル・フム氏が3日、公式サイト上で発表したところによると、再開後のメニューは動物性の食材を一切使わず、野菜や海草、果物、豆類、きのこ、穀物などで構成する。

イレブン・マディソン・パークは鴨の丸焼きなどのメニューで知られてきた。レストランを格付けする「ミシュランガイド」では三つ星を獲得している。

飲食業界では近年、環境に配慮した食材や料理への関心が高まってきた。菜食主義者向けのメニューは各地で登場しているが、有名店が完全に移行する例はまだほとんどない。

フム氏はこれまでも、飲食店の将来はビーガンにあると主張してきた。

同氏は米公共ラジオ(NPR)とのインタビューで、肉食はサステイナブル(持続可能)でないと指摘。公式サイト上では移行にともなうリスクも認めたうえで、「ぜいたくさを再定義する時が来た」「レストランでの食事は何が出されるかだけの問題ではない」と述べ、菜食料理の可能性を追求していくことに意欲を示した。

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