豪食品メーカー、チーズのブランド名を変更 「差別語」の批判受け

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「クーン・チーズ」は「チア・チーズ」と改名された/Saputo Dairy Australia Pty Ltd

「クーン・チーズ」は「チア・チーズ」と改名された/Saputo Dairy Australia Pty Ltd

香港(CNN) オーストラリアの食品メーカーが、「差別語」との批判を受けてきたチーズのブランド名を変更すると発表した。

同国の乳製品メーカー大手サプト・デイリー・オーストラリアが13日に発表したところによると、同社が80年以上にわたり販売してきた「クーン・チーズ」のブランドは7月以降、「チア・チーズ」に改名される。

創業者のエドワード・ウィリアム・クーン氏にちなんだ名前だったが、非白人を意味する差別語でもあることから、長年にわたり批判の対象となっていた。このため昨年夏に改名を決めたという。

現地のCNN提携局は、先住民活動家のスティーブン・ヘーガン氏が20年以上前から変更を求めていたと伝えた。

差別的との批判を受けて昨年廃止または改名を発表した食品ブランドとしては、米クエーカー・オーツの「アント・ジェミマ」や米マーズの「アンクル・ベンズ」がある。どちらも黒人をモデルにしたブランド名だった。

オーストラリアでは、スイスの食品大手ネスレの菓子の名前「レッド・スキンズ」と「チコス」が差別的だとして、それぞれ「レッド・リッパー」「チーキーズ」に変更された。

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