米ゴールドマン、マレーシアでの汚職で有罪認める 罰金3000億円支払いに合意

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ゴールドマンサックスの本社=4月11日、米ニューヨーク市/Mark Kauzlarich/Bloomberg/Getty Images

ゴールドマンサックスの本社=4月11日、米ニューヨーク市/Mark Kauzlarich/Bloomberg/Getty Images

香港(CNN Business) 米金融大手ゴールドマン・サックスのマレーシア子会社は23日までに、同国の政府系ファンド「1MDB」にまつわる巨額の汚職事件への関与によって賄賂を禁じた米国の法律への違反を共謀したとする罪を認めた。

これを受けゴールドマンは、複数の機関に対し総額約29億ドル(約3037億円)の罰金を支払うことで合意した。このうち約13億ドルは米海外腐敗行為防止法(FCPA)違反の罰金として米司法省に支払われる。同法違反に対する制裁金としては過去最高額となる。

ゴールドマンはこの件について、すでにマレーシア当局と和解。夏に和解金39億ドルを支払うことで合意していた。これを受けマレーシア側は、ゴールドマンが絡んだ国内の訴訟をすべて取り下げるとしている。

同社の報告によると、他の国々に支払われる和解金も合わせれば今回の汚職に伴うゴールドマンの支出総額は現時点で51億ドル。今後さらに民事での制裁金を科される可能性もある。

マレーシアのナジブ元首相は今年7月、1MDBの資金を不正流用した罪などで同国の高等裁判所から有罪判決を言い渡された。

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