機内トイレのドア、手を触れずにひじで開閉 ANAが試作

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全日本空輸(ANA)とジャムコが手を使わずに開閉できるトイレのドアを考案した/ALL NIPPON AIRWAYS CO., LTD./JAMCO Corporation

全日本空輸(ANA)とジャムコが手を使わずに開閉できるトイレのドアを考案した/ALL NIPPON AIRWAYS CO., LTD./JAMCO Corporation

(CNN) 航空大手の全日本空輸(ANA)はこのほど、乗客が手を使わずに開閉できるトイレのドアを開発した。機内での新型コロナウイルス感染を防ぐアイデアのひとつとして注目される。

ドアは衛生と省スペースの両面に配慮した構造になっている。従来のドアは取っ手を手前に引いて開ける方式だったのに対し、ばねの付いた取っ手をひじで押せば開けることができる。

中からドアをロックしたり解除したりする操作にも、ひじで動かせる大きなレバーを使う。

航空機の座席やキッチン、トイレなどを手掛ける内装品メーカー、ジャムコが具現化した。今月末まで羽田空港のANAラウンジに試作品を展示し、感想を募っている。好評ならば今後、導入を進める方針だ。

ANAは現在、乗客にマスク着用や自動手荷物預け機の利用を求めている。乗務員の多くは感染防止を徹底するため、マスクとフェースシールドを両方着けている。

ANAの平子裕志社長が発表した感染対策の取り組み「ANA Care Promise」によると、客室内の換気には病院の手術室と同等の高性能フィルターを使い、機内の備品などはトイレのドアも含め、定期的に消毒している。

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