経営難のキャセイ航空、政府主導で支援 5400億円の資本調達

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経営難に陥ったキャセイ・パシフィック航空が390億香港ドル規模の資金調達を行った/Tomohiro Ohsumi/Getty Images

経営難に陥ったキャセイ・パシフィック航空が390億香港ドル規模の資金調達を行った/Tomohiro Ohsumi/Getty Images

香港(CNN Business) 新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営難に陥っている香港航空大手のキャセイ・パシフィック航空について、親会社の複合企業スワイヤー・パシフィックは9日、390億香港ドル(約5400億円)規模の救済計画を発表した。

香港政府が優先株の取得と融資で計273億香港ドルを注入。政府が設立する企業「アビエーション2020」は約6%の株式を保有することになる。

残りの資金は既存株主に新株を割り当てて調達する。

キャセイのヒーリー会長は声明で、政府の支援に感謝すると述べた。

ヒーリー氏によると、キャセイの旅客収入は平常時の1%まで落ち込んだ。これまでに役員報酬の削減やスタッフの一時帰休を余儀なくされ、旅客便の輸送能力を3%まで縮小している。

今後、便数が従来のレベルまで戻る見通しは立っていない。同氏はビジネスモデルを全面的に見直していると述べた。

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