日銀、138年の歴史で初の女性理事

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女性で初めて日銀の理事に就任する清水季子(ときこ)氏/The Bank of Japan

女性で初めて日銀の理事に就任する清水季子(ときこ)氏/The Bank of Japan

東京(CNN Business) 日本銀行の役員にあたる理事に138年の歴史で初めて女性が就任する。清水季子(ときこ)氏(55)が任命された。

清水氏は1987年に日銀に入行。金融市場や外国為替などの分野をへて、欧州統括役ロンドン事務所長なども務めた。

日銀によれば、日銀の従業員に占める女性の割合は47%。しかし、管理職に占める女性の割合は約13%にとどまっている。

日本銀行には最高意思決定機関として政策委員会が設置されているが、9人で構成される同委員会でも女性は1人にとどまっている。日銀はまた、米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)と違い、女性がトップに就いたことはない。

過去10年にわたって、人口統計学上の課題や高等教育を受ける女性の人数の増加などによって男性が多数を占める日本の経営構造にもゆっくりと変化が訪れている。

世界銀行の2018年のデータによれば日本の人口に占める女性の割合は51%だが、世界経済フォーラム(WEF)の「ジェンダーギャップ指数」によれば、日本は153カ国のうち121位に位置している。

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