米スターバックス、段階的な営業再開に向けた計画発表

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スターバックスが営業再開に向けた段階的な戦略を発表した/Harry How/Getty Images

スターバックスが営業再開に向けた段階的な戦略を発表した/Harry How/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米スターバックスは、新型コロナウイルス対策のため3月中旬から休業している米国の店舗の段階的な再開に向け、「観察と順応」の戦略を採用すると表明した。

ケビン・ジョンソン最高経営責任者(ECO)は従業員に宛てた公開書簡の中で、引き続き各地の状況を見極めた上で、その地域の状況に応じて営業をいつ全面的に再開するかを判断すると説明した。

営業の再開に当たっては、主に「公衆衛生危機に関する現地の状況、衛生当局および自治体の指導、地域社会の感情、店舗営業の対応状況」という4つの要因に基づき、現場の責任者が状況を判断する。

中国ではこの要因に基づいて、店舗の営業を再開しているという。

スターバックスは米国で1万5000店を展開。各店がドライブスルーや持ち帰りのみ、デリバリー(配達)のみといった形で営業を続けている。

中国では「観察と順応」の戦略に従って段階的に営業を再開したとジョンソン氏は述べ、米国では中国での経験をもとに、入念な準備を整えた上で次の段階に入るとした。店によって、ドライブスルーのみの営業を続けるところもあれば、モバイルアプリで注文を受け付けて人と接触しないピックアップやデリバリーで対応する方式や、持ち帰りの注文受け付けを再開する店もあるかもしれないとしている。

ジョンソン氏によると、米国のスターバックスは60%がドライブスルー方式を採用し、パンデミックが発生する前から注文の80%は事前オーダー方式で受け付けていた。

スターバックスは先週の時点で、次の決算では新型ウイルスのために利益が半減するとの見通しを示していた。株価は今年に入って17%下落している。

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