食品通じての新型コロナ感染の証拠なし、米食品医薬品局

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新型コロナウイルスが米国内で販売されている食料品の安全性に脅威を及ぼしている証拠はないとの見解が示された/Getty Images

新型コロナウイルスが米国内で販売されている食料品の安全性に脅威を及ぼしている証拠はないとの見解が示された/Getty Images

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は4日までに、新型コロナウイルスが米国内で販売されている食料品の安全性に脅威を及ぼしている証拠はないとの見解を示した。

同局の食料担当部門の幹部が電話会見で述べたもので、食品供給は人間や動物にとって安全性を維持していると主張。「食品やその包装が新型コロナ感染と関連付けられる証拠は存在しない。改めて強調したいが存在しない」と言明した。

仮に食料品関連施設の従業員が感染した場合、FDAは関係する食品を市場から大規模に回収したり引き上げさせることを予想していないとも指摘。

その上で食料雑貨店で買い物するなら店内にしばしば用意されている除菌用シートでカートのハンドルを消毒するなどの衛生管理に努めるよう助言。「顔、目、鼻や口には触らず、買い物が終わったら手を洗うように」とも続けた。

帰宅した際、食品の包装を消毒すべきかとの質問には「重ねて言うが、包装が感染の普通の経路であるとは判断していない」と述べた。

自らの個人的な日常生活にも触れ、「私は食料品を自宅に持ち帰った際、包装の外側を消毒はしない」とも説明。「やりたいのなら包装の表面部を消毒したり空気乾燥させることも出来る」と説いた。

新型肺炎については汚染された食品や包装を通じてではなく感染者が対人接触でウイルスを移す可能性がはるかに高いとも述べた。

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