世界株安、ダウ下げ幅は2000ドル超 原油急落が追い打ち

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米株急落、ダウ下げ幅は2000ドル超

香港/ニューヨーク/ロンドン(CNN Business) 9日のニューヨーク株式市場は急落し、ダウ工業株平均の下げ幅が2000ドルを超えた。新型コロナウイルス感染拡大への懸念に、原油相場の急落が追い打ちをかけた。

同日のダウ平均は一時2046ドルも下げた。S&P総合500種は6%安。下げ幅は一時7%のラインに達し、自動的に取引が15分間停止される事態となった。ハイテク株主体のナスダック総合指数も5.4%下落した。

新型ウイルスをめぐる不安が高まっているうえ、石油輸出国機構(OPEC)とロシアの間で減産強化に向けた交渉が決裂し、サウジアラビアが増産姿勢に転じたことから原油価格が急落。投資家心理がさらに冷え込んだ。

米10年債の利回りは0.5%を割って過去最低記録を更新した。

アジア、欧州の株式相場も軒並み急落した。下げ幅はオーストラリアのS&P/ASX200が7.3%、日経平均5.1%、香港・ハンセン指数4.2%、上海総合指数3%。英ロンドンのFTSE100は8.5%、独DAXは7.4%、イタリアのFTSE・MIBも7.1%下げる展開となった。

金融市場では安全資産とされる日本円を買う動きが強まり、2016年11月以来の円高ドル安を記録した。金価格も一時1オンス=1700ドルを超えて、12年以来の水準に達した。

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