伊エア・イタリー、清算決断で運航を停止

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イタリア第2の航空会社、エア・イタリーが会社の清算を決定した/Ceri Breeze/Shutterstock

イタリア第2の航空会社、エア・イタリーが会社の清算を決定した/Ceri Breeze/Shutterstock

ロンドン(CNN Business) イタリア第2の航空会社、エア・イタリーが会社清算を決め、全便の運航を停止した。

エア・イタリーは11日、株主総会で清算手続きに入ることが決まったと発表した。

同日から25日までのエア・イタリー便は他社が運航し、それ以降の便を予約した客には返金するという。

同社の株式は持ち株会社のアリサルダが51%、中東のカタール航空が49%を保有している。

カタール航空は声明で、エア・イタリーへの投資を続ける意思はあったが筆頭株主の同意が得られなかったと述べた。

エア・イタリーは国内線のほか、米ニューヨーク、マイアミ、ロサンゼルスへの長距離路線、アフリカのカイロやラゴスとの直行便を運航してきた。

欧州の航空業界では厳しい競争やビジネスモデルの変化による圧迫が強まり、エアラインの廃業が相次いでいる。2018年10月にデンマークのプリメーラ・エアが運航を停止し、昨年2月に独ゲルマニアと英ブリティッシュ・ミッドランド・リージョナルが破たん。同3月にはアイスランドのWOWエアが突然、全便をキャンセルした。

米航空機大手ボーイング製「737MAX」の運航停止も業界に追い打ちをかけている。エア・イタリーは同型機を3機保有していた。

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