世界の航空大手、中国便の運航を相次ぎ中止 中国東方航空も米国便欠航

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中国東方航空が米国便の運航中止を通知した/Johannes Eisele/AFP/Getty Images

中国東方航空が米国便の運航中止を通知した/Johannes Eisele/AFP/Getty Images

香港(CNN Business) 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの流行が広がる中、世界の航空大手が相次ぎ中国便の運航を中止している。中国東方航空も中国の航空大手として初めて、米国便の運航中止を通知した。

中国東方航空は旅行会社への通知の中で、2月2日~10日まで上海発ロサンゼルス行きとニューヨーク行きの便を欠航にするとした。ただ、同航空のウェブサイトでは、米国の主要都市へ向かう便は3月29日まで予約できなくなっている。

中国東方航空の上海発サンフランシスコ行きの2月6日と9日の便、シカゴ行きの8日の便も欠航になるほか、ホノルル行きの便は2月3日~3月27日まで運航を中止する。

「今後も流行の状況を注視し、便の運航をさらに調整する可能性がある」と同航空は説明している。

一方、エアチャイナと中国南方航空の米直行便は、米国時間の3日現在、まだウェブサイトから予約できる状態にある。

世界の航空大手はこれまでに、エア・カナダ、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、デルタ航空、ルフトハンザ航空、カタール航空が、中国便全便の運航を2月末以降まで停止すると表明している。

ユナイテッド航空は1月31日、米主要都市と北京、成都、上海を結ぶ便の運航を2月6日~3月28日まで休止すると発表した。

米国、オーストラリア、ニュージーランド、韓国など、中国本土への渡航歴がある外国人の入国を拒否する国も増えている。イタリアとイスラエルは、中国から来る全便の受け入れを停止した。中国本土へ渡航しないよう国民に勧告した国も多数に上っている。

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