中国の昨年の経済成長は6.1%、29年ぶり低水準

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中国の昨年の経済成長は6.1%の増加にとどまった/Getty Images

中国の昨年の経済成長は6.1%の増加にとどまった/Getty Images

香港(CNN Business) 世界2位の経済大国である中国の2019年の国内総生産(GDP)成長率は6.1%だったことがわかった。中国国家統計局が明らかにした。6.1%増という数字は29年ぶりの低水準。

中国政府が目標に掲げた成長率の下限に近い数字となったほか、2018年の6.6%増からも減少した。2019年10~12月期の成長率は6.0%増だった。

経済成長の落ち込みは、中国が増加する債務への対応や、減速する国内需要、米国との貿易摩擦といった困難な状況に直面していることを示している。

米国との貿易摩擦については、中国と米国は先ごろ、貿易に関する「第1段階」の合意文書に署名しており、多少の緊張緩和がもたらされたといえそうだ。

米ワシントンで調印式に出席した中国の劉鶴(リウホー)副首相は記者団に対し、中国経済について楽観視していると語った。中国は債務への依存が低減しているほか、技術革新によって活性化しているという。

専門家からも米中の合意について、中国経済にとって追い風となる可能性があるとの見方が出ている。格付け大手フィッチ・レーティングスは中国経済の2020年の成長見通しについて、5・7%から5.9%に引き上げた。

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