ボーイングCEO、737MAX問題で引責辞任

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ボーイングCEOが辞任

ニューヨーク(CNN Business) 米航空機大手ボーイングのデニス・ミュイレンバーグ最高経営責任者(CEO)が23日に退任した。ミュイレンバーグ氏は、同社の小型旅客機「737MAX」の墜落事故2件やその後の対応をめぐり経営責任を問われていた。

後任には来月13日、カルホーン会長が就く。

ボーイングは記者発表で、消費者や規制当局からの信頼を回復するためにトップの交代が必要だったと述べた。

737MAXは昨年から今年にかけて2度の墜落事故を起こし、世界各国で運航が停止された。当局から運航再開の許可を得る手続きが難航し、来年1月以降は同型機の生産が停止される。

ボーイングの元従業員による議会証言などから、ずさんな生産体制も明るみに出ていた。

同社の収支や株価は安定しているものの、経営体制への批判は高まる一方だった。

ミュイレンバーグ氏は55歳。1985年にボーイングに入社し、2015年7月にCEOとなった。会長も務めていたが今年10月に解任され、カルホーン氏が後を引き継いでいた。

事情に詳しい関係者によると、ミュイレンバーグ氏は22日夜、取締役会が同氏の辞任を求めるとの予告を受けたという。

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