仏航空会社が経営破綻、旅行者1万3000人が外国で立ち往生

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従業員のいないカウンターの前で待つ乗客=パリ・オルリー空港/Michel Stoupak/NurPhoto via Getty Images

従業員のいないカウンターの前で待つ乗客=パリ・オルリー空港/Michel Stoupak/NurPhoto via Getty Images

パリ(CNN Business) 仏エーグル・アズール航空が先週、経営破綻(はたん)に陥ったため、チケットを買っていた旅行者1万3000人が外国で立ち往生している。

同航空は6日夜に全便の運航を停止した。ドジェバリ交通担当副大臣が9日、仏RMCテレビとのインタビューで語ったところによると、旅行者のうち1万1000人はアルジェリアに滞在中。ほかに西アフリカのマリで6人が足止めされ、レバノン、モスクワ、セネガルから帰れなくなった人もいる。

ドジェバリ氏は、全員が帰国できるまでに数週間かかるとの見通しを示した。6日夜に国内の全航空会社を集めた会合で協力を要請したところ、最大手エールフランスからアルジェリカへのチャーター便を提供するとの申し出があったという。

エーグル・アズール航空は主にフランスとアルジェリアを結ぶ路線を運航していた。昨年の旅客数は190万人前後、従業員は乗務員500人を含め1150人。ドジェバリ氏によれば、アフリカ北西部全域に事業を拡大しようとして失敗した。

経営破綻を受けて、エールフランスや英格安航空大手イージージェットなど、14社が買収に意欲を示している。

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