トランプ米大統領、ファーウェイへの輸出を容認 禁輸見直し

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トランプ大統領が、中国・華為技術(ファーウェイ)への禁輸措置を見直して同社への米製品の輸出を認める考えを明らかにした

/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

トランプ大統領が、中国・華為技術(ファーウェイ)への禁輸措置を見直して同社への米製品の輸出を認める考えを明らかにした /Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

(CNN) 訪日中のトランプ米大統領は29日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米政府の禁輸措置を見直し、同社への米製品の輸出を認める考えを示した。

トランプ氏は、同社との取引を容認しても米国にとって緊急の大問題にはならないだろうと述べた。

同氏は大阪市で開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席。この日は中国の習近平(シーチンピン)国家主席と会談し、両国間の貿易問題を協議していた。

トランプ政権は先月、米企業が政府の許可なく技術や部品を輸出できない中国企業のリストに、新たにファーウェイを追加。この措置は米中対立の焦点の一つとなっていた。

トランプ氏は29日、ファーウェイの問題は米中協議で引き続き議論の対象になっているとしたうえで、米企業が同社への輸出を再開することを認めると表明した。

禁輸措置を発動した米商務省とホワイトハウスにコメントを求めたが、回答は得られていない。

ファーウェイ側はツイッターの公式アカウントに「Uターンか」と書き込み、トランプ氏の発言に言及した。

同社は米製品の供給に大きく依存しているため、ここ数週間にわたって取引再開へ向けた働き掛けを続けてきた。グーグルやマイクロン・テクノロジー、インテルなど供給元の米企業も大きな影響を受け、戦略の立て直しを強いられていた。

トランプ氏は同日、米企業が禁輸措置を歓迎していなかったことを認め、米国は同社に「大量の製品」を輸出していると強調した。

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