墜落事故のボーイング737MAX、各国で相次ぎ飛行禁止

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ボーイングは「737MAX」が安全だとする主張を変えていない/Stephen Brashear/Getty Images North America

ボーイングは「737MAX」が安全だとする主張を変えていない/Stephen Brashear/Getty Images North America

ニューヨーク(CNN Business) エチオピアで起きた米ボーイングの最新鋭機「737MAX」の墜落事故に関連して、同型機の運航を停止する動きが世界各国に広がっている。一方、ボーイングは同機が安全だとする主張を変えていない。

737MAX8型機の墜落は、インドネシア沖で墜落事故を起こしたライオン・エアー機に続いて5カ月足らずで2度目だった。

この事態を受けて英国、ドイツ、フランス、オーストラリア、インドネシア、中国などの国が、自国の領空で同型機の飛行禁止に踏み切った。

10日にエチオピアで起きた墜落事故では乗客乗員全員が死亡した。原因については今も調査が続けられており、詳しい状況が分かるまでの間、737MAXの運航停止を発表する航空会社も相次いでいる。

一方で、米連邦航空局(FAA)のダニエル・エルウェル局長代理は12日、同局の調査では737MAXの性能に関する問題は認められなかったと述べ、「運航停止を命じる根拠はない」と語った。

その上で、エチオピア航空の墜落事故については引き続き検証を行い、もしも問題が見つかった場合は速やかに適切な対応を取るとした。

ボーイングは13日に発表した声明で、「MAXの安全性には全面的な自信がある」と説明。「規制当局や顧客は、自国の市場にとって最善と信じる判断を行っている。だがFAAが現時点でさらなる行動を義務付けていないことも重要だ。これまでに得られた情報に基づく限り、運航者に新たな助言を出す根拠は何もない」と強調している。

FAAとボーイングによれば、ソフトウェアの更新によって、同機の安全システムに問題が起きた場合でも操縦士が機体を制御しやすくなる見通し。この更新は4月に予定されている。

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