米テスラ、マスク氏後任の会長に豪テルストラ幹部を起用

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マスク氏は、後任の会長に豪テルストラ幹部を起用すると発表した/Joshua Lott/Getty Images/File

マスク氏は、後任の会長に豪テルストラ幹部を起用すると発表した/Joshua Lott/Getty Images/File

香港(CNN Business) 米電気自動車メーカー、テスラは7日、会長職を退いたイーロン・マスク氏の後任として、オーストラリアの通信大手テルストラの最高財務責任者(CFO)ロビン・デンホルム氏が会長に就任すると発表した。

デンホルム氏は既にテスラの取締役に就任しており、テルストラへの通知期間6カ月が経過した後、正式に就任する。

マスク氏はテスラの最高経営責任者(CEO)職にとどまり、デンホルム氏に助言などを行って会長就任を支援する。

マスク氏は米証券取引委員会(SEC)に提訴され、和解条件として会長職の辞任と2000万ドル(約22億円)の罰金支払いで合意していた。SECによると、マスク氏はテスラ株の非公開化を予告したツイートで投資家を欺いたとされる。

デンホルム氏は企業財務の分野で豊富な経験を持ち、テスラの経営安定に向けた手腕の発揮が期待される。

テスラでは2014年から監査委員会の委員長を務め、激しく変動する業績への対応に当たってきた。

デンホルム氏は米ジュニパー・ネットワークスやサンマイクロシステムズ(現オラクル)、スイスABB取締役などを経て、2017年1月に最高業務執行責任者(COO)としてテルストラ入り。先月同社のCFOに昇格したばかりだった。

自動車業界では、トヨタのオーストラリア法人で7年間にわたって財務責任者を務めた経験をもつ。

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