企業40社、プラスチックごみの「一掃」を宣言 英

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英国でプラスチックごみ削減の動きが始まった

英国でプラスチックごみ削減の動きが始まった

ロンドン(CNNMoney) コカ・コーラやネスレ、ユニリーバ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など飲料や日用品の世界大手を含む40社あまりがこのほど、英国でプラスチックの使用量と廃棄量を減らすと宣言した。

各社とも環境保護団体の「Wrap」がまとめた「英国プラスチック協定」に基づき、包装に使うプラスチックの量を減らし、2025年までにリサイクル目標の達成を目指す。

同協定では企業に対し、不必要な使い捨てプラスチック包装を2025年までに一掃するよう求めている。リサイクルやコンポスト(堆肥〈たいひ〉化)のプラスチック包装が占める割合を、現在の46%から70%へ引き上げるという目標も打ち出した。

英国のスーパーマーケットに並ぶプラスチック包装の80%は、同協定に署名した企業の商品に使われているという。

コカ・コーラは、英国だけでなく他国でも同様の目標を掲げていると説明。Wrapでは、さらに多くの企業や組織に対して同協定への参加を促すともに、世界各地で同様の取り組みが広がることを期待する。

プラスチックの使用量は、過去50年で20倍に増大し、今後20年でさらに倍増が見込まれる。

英国ではプラスチックが海洋生物に与える壊滅的な影響を告発したBBCの番組をきっかけに、対策を求める声が強まった。

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