アジア太平洋の経済規模、男女平等の促進で490兆円拡大か

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アジア太平洋の経済規模、男女平等の促進で490兆円拡大か=CNNMoney

アジア太平洋の経済規模、男女平等の促進で490兆円拡大か=CNNMoney

香港(CNNMoney) アジア太平洋地域で男女平等が進めば2025年までに域内総生産(GDP)が4兆5000億ドル(約490兆円)拡大する可能性があることがわかった。マッキンゼー・グローバル・インスティテュート(MGI)が報告書の中で試算を発表した。

MGIは、アジア太平洋地域について、「世界で最もダイナミックな地域であることは間違いないだろう」としながらも、多くの国々の女性が男性と比較して職場や社会で広く不平等な待遇にあるとの見方を示す。

ジェンダーギャップが大きい国はバングラデシュやインドなど。こうした国々に対しては、労働人口に女性が不足していることによる経済的な損失について、これまでも懸念の声が上がっている。

報告書によれば、日本や韓国といった先進国でも雇用機会について「非常に高い」水準で男女間の不平等が見られたという。

中国については、より多くの女性が労働人口に加わりつつあり前進がみられるとしたものの、指導的立場にある女性の数が十分ではない点で悪影響が出ているとした。

報告書では、職場でより高い男女平等が達成されている国として、フィリピンやニュージーランド、シンガポールの名前があがっている。

しかし、さらなる取り組みも必要だ。報告書によれば、経済成長に最も大きく寄与する可能性があるのは労働人口における女性の人数が増えることだ。さらに、現在働いている女性の労働時間の拡大や、女性により生産性の高い役割を与えることなども経済の拡大につながりそうだ。

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