ライアンエアー、英市場からの撤退も EU離脱交渉で余波

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ライアンエアーのオライリーCEO

ライアンエアーのオライリーCEO

ロンドン(CNNMoney) アイルランドの格安航空大手ライアンエアーは24日、英国と欧州連合(EU)が進める離脱交渉において、来秋までに運航に関する法的根拠について見通しが立たない場合には英市場からの撤退を余儀なくされる可能性があると明らかにした。

ライアンエアーは声明で、「2018年の秋までに、英・EU間の運航に関する法的根拠について確信を持てなければ、ライアンエアーは、運航をキャンセルし、英国を拠点とした機体の一部、もしくはすべてを欧州大陸に移動せざるを得なくなるかもしれない」と述べた。

EUからの離脱に関する交渉では、英国は、欧州の単一の航空市場へのアクセスについても話し合う必要がある。欧米間の航空路線の自由化に関する「オープンスカイ協定」についても、英国は立ち位置を見つける必要がある。

ライアンエアーは2019年の運航スケジュールの策定に向けて透明性を求めていると述べた。

欧州内での運航を希望する英国の航空各社も別の問題に頭を悩ませている。航空会社はEU内に子会社を設立し、所有構造の変更を求められることになるかもしれない。英イージージェットはすでに欧州本部をウィーンに設立することを明らかにしている。

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