断交のカタール、乳牛165頭空輸 牛乳不足緩和のため

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牛乳不足に対応するためカタールへ空輸された乳牛

牛乳不足に対応するためカタールへ空輸された乳牛

ドバイ(CNNMoney) 中東カタールの乳業会社バラドナは13日までに、近隣国からの断交に伴う牛乳不足を緩和するべく乳牛165頭を空路で輸入した。同社はカタールがサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、エジプトの4カ国から断交された6月以降、増産を続けている。

断交に伴い、4カ国からカタールへの輸送ルートも遮断された。中でもサウジはカタールにとって唯一の陸続きの国で、乳製品を含む必需品の輸入に大きな影響が出ている。

バラドナによれば同社は乳製品不足の緩和に向けて努力しており、国内需要の30〜35%を製造するために計4000頭の乳牛を輸入する計画だという。

今回の輸入はその第1弾で、ドイツの業者から仕入れたもの。ハンガリーのブダペストからカタール航空便で到着した。今後はオランダや米国、オーストラリアからも輸入する予定だ。

カタールの食糧自給率は低く、これまで輸入食糧の3分の1を占めていたのがサウジとUAEからの輸入品だった。

現在カタールは、別の国からの輸入に急きょ、シフトせざるを得ない状況に置かれている。

断交から数日のうちに、スーパーマーケットにはトルコやイランの製品が並んだ。地元の製造業者も生産を増やしている。

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