中国東方機が空港に引き返す、エンジン収納筒に「大穴」

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収納筒に大きな穴が見つかった

収納筒に大きな穴が見つかった

シアトル(CNN) オーストラリア・シドニーから中国・上海を目指して離陸した中国東方航空のエアバス330―200型機が11日、離陸直後にエンジン部分に不具合が発生し、すぐにシドニーの空港へ引き返す出来事があった。着陸後、機体を調査すると、エンジンを収納する筒に「巨大な穴」が空いていることが判明した。

中国国営新華社通信によれば、乗客乗員に、けが人は出ていない。

乗客の1人がCNN系列局に語ったところによると、離陸後に大きな音が聞こえたという。乗客は「誰もパニックになっていなかったが、少し緊張した。物が焼けるようなにおいがした」と語った。

エアバスによれば、今回の出来事を認識しており、調査の支援を行うという。

エンジンの製造メーカー、ロールス・ロイスは声明で、事態を認識しており、原因の把握に向けて関係各所と緊密に連携していると述べた。

シドニーの空港では先月もエンジンの不具合が発生していた。カイロから北京を目指していたエジプト航空の旅客機が、エンジンの不具合を報告した後、離陸を取りやめていた。エンジンのノーズカウルが破損していたという。けが人は出ていない。

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