米アップルが特許、指紋認証だけで緊急通報が可能に

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ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが、警察へ緊急通報を行う際にユーザーの指紋認証だけで周囲に察知されずに行うことが可能となるプロセスについて特許を取得したことが19日までに分かった。米特許商標局( USPTO)が公開した特許で明らかになった。

アップルが説明している概要によれば、従来の方法が実用的でない場合、この機能によってユーザーは緊急連絡を行えるようになるという。

iOSを搭載した端末にはすでにスクリーンがロックされた状態からでも緊急通報が行える機能は存在しているが、今回の特許を利用すれば、ユーザーは襲撃者に見られている状態でも通報が可能になるという。

アップルは今回の技術について、指紋の順番や押し具合などで緊急通報が行えるようになると説明している。

ユーザーは、小指、薬指、小指といった特定の順番で指紋を入力することで、緊急通報の実行が入力されたと認識するよう端末をプログラムするようになるかもしれない。

この方法だと、ユーザーは襲撃者のために端末をアンロックしたようにみえて、実際は緊急通報を行えるようになる。緊急通報の実行を示唆することもないという。

アップルがこの機能をソフトウエアの更新時に組み込むのかどうかは不明。登録されても日の目を見ない特許も多い。

アップルからコメントは得られなかった。

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