フィリピン大統領選、マルコス元大統領の長男が出馬表明

大統領選への出馬を表明したフェルディナンド・マルコス・ジュニア氏(前列左から2番目)=5日、フィリピン首都マニラ市/STR/AFP/Getty Images

2021.10.06 Wed posted at 18:35 JST

(CNN) フィリピンで来年5月に実施される予定の大統領選に、故マルコス元大統領の一人息子、フェルディナンド・マルコス・ジュニア(通称ボンボン)氏(64)が出馬を表明した。

マルコス・ジュニア氏はフェイスブックに投稿した5分間の動画で、「統率力のある指導者の下で国民はこの危機を脱し、安全に職場へ復帰し、元の生活に戻ることができる」と訴えた。

マルコス元大統領は1986年に国外追放され、3年後に亡命先の米ハワイ州で死去。妻のイメルダ氏は帰国して下院議員を4期務めた。

息子のマルコス・ジュニア氏は一族の地盤であるイロコスノルテ州の知事や上院議員を経て、2016年の大統領選で副大統領候補に名乗りを上げたが、小差で落選していた。

マルコス・ジュニア氏は大統領選への出馬表明と同時に、連邦党の党首にも就任したと伝えられる。立候補の届け出は8日に締め切られるが、手続きの時期は明言していない。

大統領選にはほかにボクシング界のスター、マニー・パッキャオ氏と首都マニラのイスコ・モレノ市長、パンフィロ・ラクソン上院議員が立候補する予定。ドゥテルテ現大統領の長女、サラ氏の出馬も取りざたされている。

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