(CNN) 韓国首相府は29日、鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相が辞任を表明したと発表した。李明博(イ・ミョンバク)大統領がこれを認めたのかは明らかでない。首相の辞任の申し出は今月2度目となっている。
中央省庁の移転撤回案が国会で先に否決されたことを受けた引責の辞意表明となっている。同首相は今月5日、大統領に口頭で辞任を申し出ていたが慰留されていた。
首相は首相府の公式サイトで声明を発表、自らがまとめた移転撤回案が政府に混乱と無駄をもたらしたことに罪を感じていると述べた。
省庁移転撤回案の否決は、李政権と与党ハンナラ党の党勢の後退を示すものと受け止められていた。与党はまた最近実施された統一地方選でも敗北を喫していた。同地方選は朝鮮半島西側の黄海で今年3月26日に起きた韓国海軍哨戒艦沈没事件に対する政府の対応策をめぐる信任投票の性格も強かった。
韓国の国際軍民合同調査団は、沈没原因は北朝鮮潜水艦による魚雷攻撃と断定、李大統領は北朝鮮に対し軍事面を含めた強硬姿勢に傾斜している。北朝鮮は沈没への関与を否定している。