英軍のF35戦闘機、地中海で墜落 空母クイーン・エリザベスの艦載機

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空母クイーン・エリザベスの甲板で待機するステルス戦闘機F35=2021年5月、ポルトガル沖/Ana Brigida/AP

空母クイーン・エリザベスの甲板で待機するステルス戦闘機F35=2021年5月、ポルトガル沖/Ana Brigida/AP

(CNN) 英国防省は17日、同国軍が所有する最新鋭のステルス戦闘機「F35」1機が地中海に墜落したと発表した。同省のツイッターへの投稿によると、事故機は同日朝、空母「クイーン・エリザベス」を離陸していた。

操縦士は脱出し、無事に空母へ帰還した。事故は定例の飛行任務中に発生し、事故の原因について調査が開始されたという。

英軍による空母の軍事行動としては今年6月、10年超ぶりにクイーン・エリザベスから離陸したF35機が複数、中東で過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に対する戦闘任務に当たっていた。

英国軍はF35戦闘機138機を保有する予定で、米国、日本に次いで3番目に多い数の同機を保有することになる。

米国および日本は事故により複数のF35戦闘機を失っている。

2018年9月には、米海兵隊が保有するF35B機がサウスカロライナ州で墜落。F35をめぐる最初の事故となった。

19年4月には自衛隊が保有するF35A機が太平洋上で墜落し、操縦士が死亡した。防衛省は後に墜落について、操縦士の「空間識失調」が原因と発表。夜間の訓練任務中、操縦士が周囲を適切に把握出来なくなり、戦闘機を海面へ直進させたと判断した。

20年5月には、米空軍のF35A機が通常訓練中、フロリダ州で墜落。操縦士は無事に脱出していた。

今回お英軍機の墜落は、「英空母打撃群21」を率いる空母クイーン・エリザベスが同盟国やパートナー国との共同演習に参加するため、日本や韓国にまで航海した行程の最終盤で発生した。

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