ロンドン警視庁の警官、強姦罪で起訴 英

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警察官による女性殺害事件を受けた抗議デモに対応するためロンドン警視庁の建物に派遣された警官=3月、英ロンドン/Daniel Leal-Olivas/AFP/Getty Images

警察官による女性殺害事件を受けた抗議デモに対応するためロンドン警視庁の建物に派遣された警官=3月、英ロンドン/Daniel Leal-Olivas/AFP/Getty Images

(CNN) 英検察庁によると、ロンドン警視庁の警官1人が強姦(ごうかん)の罪で起訴された。4日には治安判事裁判所に出廷する。

発表によると、デービッド・カーリック被告(46)は9月4日の事件をめぐる容疑で2日に逮捕され、強姦罪に問われている。

警視庁は2日付で同被告を停職処分とした。被告は議会や外交関連の警護を担当する部隊に所属していたという。

警視庁トップのクレシダ・ディック警視総監は声明で、部隊の一員が逮捕され、重大な罪に問われているとの知らせに「深い懸念」を抱いていると語った。市民が大変心配していることも十分に承知しているとしたうえで、現時点でこれ以上のコメントはできないと述べた。

警視庁の警官ではもう1人、ウェイン・カズンズ被告(48)が今年3月に帰宅途中の女性を拉致、強姦したうえ殺害した罪に問われ、9月30日に仮釈放なしの終身刑を言い渡されたばかり。

英国ではこの事件を受けて女性への暴力をめぐる議論が広がり、警視庁の対応にも批判が集まっていた。

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