ネパールのコロナ感染、1200%増以上 隣国インドに連動

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ネパール首都カトマンズの川岸で、新型コロナ関連の死者を火葬にする作業員/Sunil Pradhan/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

ネパール首都カトマンズの川岸で、新型コロナ関連の死者を火葬にする作業員/Sunil Pradhan/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルスの感染急拡大に歯止めが利かないインドの隣国ネパールで今年4月半ば以降、1日の新規感染者数が7日間で平均1200%以上の増加を示していたことが6日までにわかった。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計データをCNNが調べて判明した。ネパール政府の統計によると、今月4日に判明した過去24時間内での新規感染者は7587人の過去最多で、55人の新たな犠牲者数も同様だった。

ネパールでは今年2月から3月初旬にかけ新規感染者数が減り始め、50~100人の間で推移してきた。しかし、インドの第2波が猛威を振るい始めた4月半ばになり、感染の急加速が顕著となり、数千人規模に拡大していた。

インド国内で初めて突きとめられていたウイルス変異株の出現も確認された。同国の公衆衛生や救急救命対策の基盤設備には限度があり、インドで起きているような大規模な感染拡大に到底対処し切れないとの懸念も出ている。

この中で、ネパールのシャルマ・オリ首相は3日、全国向けのテレビ演説で、同国での国際航空路線の離着陸を6日午前0時から禁止し、同月14日まで維持するとの対策を発表した。国内線の便は3日から14日まで欠航するともした。

さらに、対インド国境沿いの13カ所にある検問所ではネパール国籍の保持者の帰国は認めるが、現場での新型コロナ検査の陰性診断の結果が必要と指摘。陸路を通じての外国人の入国は全て禁止するとした。

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