ミャンマー軍、「停戦」を提案 国連安保理は情勢を協議

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抗議デモの参加者に向かって歩く兵士ら=3月30日、ミャンマー・ヤンゴン/AP

抗議デモの参加者に向かって歩く兵士ら=3月30日、ミャンマー・ヤンゴン/AP

(CNN) 国連の安全保障理事会は3月31日、ミャンマー情勢について話し合う会合を開催した。一方、ミャンマー軍は「停戦」を宣言したものの、政府の治安や統治を混乱させる行動に対する対応は継続するとしている。

ミャンマー軍による停戦は武装した少数民族に対する行動を指しているようだ。ミャンマー軍が2月1日にクーデターによって実権を握って以来、少数民族との戦闘が激しさを増している。国営テレビMRTVが伝えた声明では、少数民族に対して和平を維持するよう呼びかけたほか、軍は4月1日から4月30日まで作戦を停止するとした。

しかし、こうした和平には政府の治安を乱す人たちは含まれていない。

民主派のデモ隊は約2カ月にわたって、選挙で選ばれたアウンサンスーチー氏や政府当局者の拘束に対して市内で抗議を続けている。治安部隊による対応は、市内で非武装の市民を銃撃したり殴打したりするほか、恣意(しい)的な拘束や反体制派とみられる人々の自宅に深夜に踏み込むなどしている。3月27日は少なくとも114人が死亡するなど、これまでで最も犠牲者の多い週末となった。

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