北極圏の町で38度、史上最高の暑さを記録 ロシア極東

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
北極圏内に位置するベルホヤンスクで気温が史上最高の38度を記録した/Olga Burtseva/Handout/AP

北極圏内に位置するベルホヤンスクで気温が史上最高の38度を記録した/Olga Burtseva/Handout/AP

(CNN) ロシア極東の北極圏内に位置するシベリアの町、ベルホヤンスクで20日、気温が史上最高の38度を記録した。

ベルホヤンスクは世界の「寒極」とも呼ばれ、1892年には氷点下67.7度の最低気温が報告された。6月の最高気温の平均は20度だ。

欧州委員会(EC)のコペルニクス気候変動サービス(C3S)によると、シベリアの気温は月ごと、年ごとに大きく変化するのが特徴だが、昨年から長期にわたり、平均を大幅に上回る状況が続いている。

山火事の増加も目立ち、22日の衛星画像では北極圏付近に複数の山火事が確認された。

C3Sによると、先月の平均気温は1979年の観測開始以来最も高くなり、河川が異例の早さで解氷を迎えた。永久凍土の融解により、タンクから大量のディーゼル燃料が流出する事故も発生している。

「環境問題」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]