ロシア北極圏、燃料2万トンが流出 プーチン大統領が非常事態宣言

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ロシアのノリリスクで発電所から2万トンの燃料が流出し、プーチン大統領が非常事態宣言を発令した/Denis Kozhevnikov/TASS/Getty Images

ロシアのノリリスクで発電所から2万トンの燃料が流出し、プーチン大統領が非常事態宣言を発令した/Denis Kozhevnikov/TASS/Getty Images

モスクワ(CNN) ロシアの北極圏にあるノリリスクで、発電所から近くの川に2万トンの燃料が流出したことを受けて、プーチン大統領は非常事態宣言を発令した。

環境グループは流出事故の影響について「破滅的」と指摘した。環境当局によれば、川の近くの水に含まれている汚染物質の濃度はすでに許容基準を大きく上回っているという。

ジニチェフ非常事態相は3日、プーチン大統領も参加した会議で、発電所の従業員は当初、自分たちで流出を食い止めようとして、2日間、当局に通報を行わなかったと述べた。

プーチン大統領は「それでは、我々は非常事態をSNSで知るのか」と述べた。地元当局はSNSで燃料の流出を知ったため対応が遅れたという。

連邦捜査委員会は貯蔵タンクで説明のつかない減圧が起きたとして犯罪として捜査を開始した。

地元メディアが伝えたところによると、発電所の親会社ノリリスク・ニッケルによれば、永久凍土層が解凍されたことで貯蔵タンクの基礎が沈んだ可能性があるという。

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