台風がフィリピン上陸、新型コロナ厳戒下で数万人が避難

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台風1号(ヴォンフォン)が現地時間の14日、フィリピンに上陸した/CNN Weather

台風1号(ヴォンフォン)が現地時間の14日、フィリピンに上陸した/CNN Weather

(CNN) 台風1号(ヴォンフォン)が現地時間の14日、フィリピンに上陸した。現地では新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が続く中で、数万人が避難を強いられている。

ヴォンフォンは現地時間の14日正午ごろ、サマール島東部に上陸した。風速は50メートルを超え、カテゴリー3のハリケーンに匹敵する。

台風の直撃を受けたサマール島沿岸部の人口は20万人あまり。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、フィリピンでは5000万人以上が厳格なロックダウン規制に従って生活しており、避難もその影響を受けている。

米ジョンズ・ホプキンス大学の統計によると、フィリピンではこれまでに1万1876人の感染が確認されている。

ロイター通信によれば、フィリピン中部の各避難所は、感染拡大を防ぐために定員の半分のみの受け入れにとどめ、避難する際はマスク着用を求めている。

ヴォンフォンは北西へ向かいながら徐々に勢力が弱まる見通し。フィリピンのビサヤ地域やビコル地域、ルソン島北部などでは今後も大雨が続くと予想される。

コロラド州立大学の専門家によると、今年の台風1号の発生は、1950年に観測を始めて以来、8番目に遅かった。今回の台風はフィリピンでは「アンボ」と命名されている。

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