ドイツ、経済活動を段階的に再開へ メルケル首相が方針発表

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ドイツのメルケル首相が新型コロナ対策の規制を緩和する方針を示した/Omer Messinger/Getty Images

ドイツのメルケル首相が新型コロナ対策の規制を緩和する方針を示した/Omer Messinger/Getty Images

(CNN) ドイツのメルケル首相は6日、新型コロナウイルス対策として数週間にわたり導入していた規制を緩和し、経済活動を段階的に再開する方針を示した。

社会的接触の制限は来月5日まで継続されるが、ドイツ国民は今後、他の家族と会えるようになる。引き続き他人との間に1.5メートルの距離を取り、公共の場では口や鼻を覆うことが必要になる。

店舗は営業再開を認められるものの、再開に当たり衛生対策の強化が求められるという。

メルケル氏はこの日、国内16州の知事とビデオ会合を行った後に、記者会見を実施。「パンデミック(世界的な大流行)の第1波は過ぎ去ったが、我々の取り組みは始まったばかりだ。今後も長い間、ウイルスと共に生活することになる」と語った。

ドイツのプロサッカーリーグ「ブンデスリーガ」についても、5月下旬からの再開を認める。観客を入れるかどうかは明言しなかった。

ブンデスリーガが再開されれば欧州主要リーグで初となる。フランスは先週、今季リーグ戦を打ち切り、パリ・サンジェルマン(PSG)を優勝とすると発表していた。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、ドイツで新型コロナへの感染が確認された人は16万7000人、死者は6993人。

ドイツは大規模な検査能力を確保したこともあり、パンデミックに効果的に対応したとの見方が多い。

メルケル氏は先週の段階で、すでに一部の規制の緩和を発表していた。教会などでは厳格な衛生対策を取ったうえで宗教行事を開催できるようになったほか、子どもの遊び場や博物館、美術館なども、衛生対策の強化を条件に再開が認められていた。

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