イタリア、全学校を休校に 専門家の意見聴き判断、ネット授業サイト開設

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新型肺炎の感染拡大を受け、5日からイタリア国内の全学校が休校に/Emanuele Cremaschi/Getty Images Europe/Getty Images

新型肺炎の感染拡大を受け、5日からイタリア国内の全学校が休校に/Emanuele Cremaschi/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) イタリア政府は4日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全ての学校を5日~15日まで休校にすると発表した。

アゾリーナ教育相は休校措置について、政府が専門家の意見を聴いた上で慎重に判断したとツイートした。

市民保護局は4日、同国の新型コロナウイルスの症例が3089例になったと発表した。このうち107人が死亡、276人は回復した。

政府の発表に先立ち一部の学校は、予防的措置として5日を休校とし、6日からインターネットを使った授業を始めると保護者に通知していた。これまでも各学校の判断で休校することは可能だったが、今回は全学校に休校が義務付けられた。

イタリア教育相は、学校内で新型コロナウイルスが流行した場合の対応について解説するウェブサイトを開設した。さらに、インターネットを使った学習についての情報ポータルも開設。3日から始まったネット授業に関するウェブセミナーの初日には、教員2000人が参加したことを明らかにした。

政府は同国北部で移動制限などの対策を打ち出し、イベントの中止や博物館などの施設の閉鎖も相次いでいる。こうした実質的な隔離措置の対象は10万人と推定される。

コンテ首相は先週、北部の都市コドーニョで確認された初の新型コロナウイルスの症例について、病院が対応を誤ったことが感染拡大につながったことを認めていた。

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