NATO、ロシア戦闘機の危険飛行を非難 バルト海上空

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NATOはロシア軍機が危険な飛行を行ったとして非難した/From NATO/From NATO/From NATO

NATOはロシア軍機が危険な飛行を行ったとして非難した/From NATO/From NATO/From NATO

ワシントン(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)の軍当局者は15日までに、北欧のバルト海上空でロシアの輸送機を識別するため緊急発進したNATOの戦闘機に対し、輸送機を護衛するロシア軍戦闘機がNATO機の針路をほとんどさえぎるような安全無視の飛行を示したと非難した。

スペイン空軍に所属するF18型戦闘機2機は危険な事態を回避する動作を強いられたとした。

現場はNATO加盟国の空域近くで、ロシアの輸送機はツポレフ214型機、戦闘機はスホイ27型機とした。ロシアのタス通信はスホイ機の1機が接近するNATO機に現場空域からの退去を迫ったと伝えた。

NATO軍当局者は、F18は13日の緊急発進後、ロシア輸送機の飛行目的などを確認後、左に旋回し、ロシア機から離れたと指摘。この少し前にスホイ機が同じく左に転回し、F18機1機の針路前方に危険な方法で入り込んだとした。

スホイ機は輸送機と異なり飛行予定計画もなく飛んでおり、航空管制用の自動応答装置も切っていたと指摘。航空管制当局とも接触せず、結果的に現場周辺を飛行する民間、軍用航空機を危険な事態にさらしたとも批判した。

一方、タス通信は輸送機にはショイグ国防相が搭乗し、ポーランドとリトアニアに挟まれる飛び地のカリーニングラードへ向かっていたと報道。国防相の報道担当者はソーシャルメディア上でNATO機との遭遇をとらえたビデオ映像を公開した。

NATO当局者は、同機の乗客に関する公式情報はなかったと主張した。

NATOは現在、バルト海上空で長期の監視作戦を実施中で、スペインのF18機も参加し、リトアニアの空軍基地から緊急発進していた。

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