火山噴火で1人死亡、観光客も避難 イタリア・ストロンボリ島

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ストロンボリ島で噴火が起きた=3日/Demi Cerveau

ストロンボリ島で噴火が起きた=3日/Demi Cerveau

(CNN) イタリア南部のストロンボリ島で3日、火山の大規模な噴火があり、消防によるとハイカー1人が死亡した。噴火による火災も発生し、消防隊が出動して消火活動に当たっている。

消防によると、複数のハイカーから救助要請があり、ヘリコプターが出動。消防隊は1人の遺体を収容し、もう1人を救助した。

ストロンボリ島はシチリア島北部のティレニア海に浮かぶ島で、国立地球物理学火山学研究所によると、現地時間の午後4時46分ごろ、2度の爆発的噴火が起きた。その2分前には溶岩が噴出していた。

噴火の規模は、少なくとも2007年以来だったと同研究所の専門家は解説している。

地震観測網のデータを分析した結果、大規模な噴火に加えて、小規模な噴火も20回ほど起きていたことが分かった。

イタリアのANSA通信は、観光客が海に避難したと伝えている。

ソーシャルメディアには、大きな噴煙を上げるストロンボリ島の写真が投稿されている。噴火の様子は何キロも離れた別の島からも観測された。

ストロンボリ島はエオリア諸島を構成する島の1つで観光客にも人気がある。噴火は何十年にもわたってほぼ絶え間なく続いており、夜間の噴火の光景は「地中海の灯台」とも呼ばれる。しかし3日の噴火の規模は、普段よりもはるかに大きかった。

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