ノートルダム大聖堂で火災、尖塔が焼失 仏パリ

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パリ(CNN) 仏パリ中心部の世界遺産、ノートルダム大聖堂で15日、大規模な火災が発生した。火は数時間にわたって燃え続け、尖塔(せんとう)が焼失するなどの被害が出た。

住民が息をのんで見守るなかで、尖塔は炎に包まれて傾き、燃えさかる屋根に崩れ落ちた。

仏内務当局者は15日深夜、現地で記者団に「すでに火の勢いは衰えた」と語り、建物の北塔と南塔は無事だと述べた。

  
      
映像:ノートルダム大聖堂で火災、尖塔崩落の瞬間

現場に出動したチームが聖堂内の美術品などを運び出した。

出火原因は不明。大聖堂は改修工事中で、一部に足場が組まれていた。当局には最初、屋根裏から火が出たとの通報があったという。

大聖堂は改装工事中だったという/FRANCOIS GUILLOT/AFP/Getty Images
大聖堂は改装工事中だったという/FRANCOIS GUILLOT/AFP/Getty Images

内務省によると、現場には約400人の消防士が出動した。消防車は午後のラッシュに阻まれ、大聖堂までたどり着くのに時間がかかったという。消防当局の発表によると、消防士1人が重傷を負った。

住民からは「パリのシンボルなのに」「ノートルダムのないパリはもはやパリではない」と嘆く声が上がった。

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